・写真や図を色々な形の中に表示する(切抜く)―2003編

「オートシェイプ」の機能を使うと写真や図を、円や四角形など様々な形に切り抜くことができます。
こうやって切り抜いた写真や図を挿入することでおしゃれな文書演出が楽しめます。

まずは「挿入」タブの「図」にある「オートシェイプ」をクリックして「オートシェイプ」ツールを表示します。

丸で囲んだ部分のアイコンをクリックするとそれぞれのオートシェイプ群が表示されます。
写真や図をどんな形で切り抜かを決めて図形を選択します。

「オートシェイプ」を表示するには上記の方法の他に、wordの「表示メニュー」→「ツールバー」→「図形描画」ツールにチェックを入れて表示される「図形描画」ツールバーからもできます。

ここでは例として「円/楕円」を選び、ページ上でドラッグして円を描きます。
次に、描いた図形を右クリックして表示されるメニューから「オートシェイプの書式設定」を選択し、「オートシェイプの書式設定」
ウインドーを表示します。

その中の「色と線」パネルの中から「塗りつぶし効果」ボタンをクリックします。

「塗りつぶし効果」ウインドーが表示されたらその中の「図」パネルを選択、その中の「図の選択ボタン」を押します。ファイル一覧が表示されたら切り抜きたい写真を選択し「OK」を押します。

又こうして切抜いた後でも切抜きの形を変更することができます。
「図形描画」ツールバーの中の「図形の調整」ボタンをクリックします。表示されたメニューの中から「オートシェイプの変更」を選択して表示されるサブメニューをポインタして図形を選択します。

 

 

メモ
写真を切り抜くとき写真の形(長方形か正方形か)と切り抜きに使う「オートシェイプ」の形によって、切り抜き後の写真や図の表示され方が違ってきます。
横長の種類の「オートシェイプ」で切り抜きたいならば写真も長方形のものを、円や正方形などバランスが均等に近い「オートシェイプ」で切り抜きたいならば写真も正方形に近いものを選択したほうが意図した形に表示されます。

でも、切り抜きに使いたい「オートシェイプ」と写真や図の形がうまくマッチするとは限りませんね。
例えば写真が長方形なのに切り抜きに使う「オートシェイプ」の形が正方形に近いバランスのものだったらそのまま切り抜くと意図した形にうまく切り抜きができません。

・「トリミング」機能を使う
そこで写真や図をクリックすると表示される「図」ツールバーが表示されますので、表示された中の「トリミング」機能を使い写真の形を補正します。

もしうまく「図」ツールバーが表示されなければ、wordの「表示」メニューから「ツールバー」「図」にチェックを入れます。

「トリミング」ボタンを押すと図の周りが下図のようになる。

 


トリミングは写真だけでなくクリップアートもできます。

・トリミングした写真やクリップアートを保存するには
トリミング後その写真を右クリックして表示されたメニューの中の「コピー」をクリックします。

「Microsoftクリップオーガナイザ」ウインドウを開きその中の「コレクションの一覧」パネルを選択します。
「マイコレクション」フォルダの中に「ダウンロード済みクリップ」フォルダがあるのでその上で右クリックして表示されるメニューの中の「クリップの貼り付け」をクリックします。これでこの「ダウンロード済みクリップ」フォルダの中に写真が保存されました。写真だけでなくクリップアートもトリミング後はこのフォルダに同じように保存しておくとよいでしょう。「Microsoftクリップオーガナイザ」ウインドウについてはここを参照)

このフォルダに保存された写真やクリップアートなどは、「マイドキュメント」の中の「マイピクチャ」フォルダの中の「Microsoftクリップオーガナイザ」というフォルダの中にあります。

・トリミングした写真やクリップアートを切り抜きに使うには
ページの初めのほうの説明で「図」パネルを選択、その中の「図の選択ボタン」を押しファイル一覧を開くという個所がありました。
そのファイル一覧で「マイドキュメント」の中の「マイピクチャ」フォルダを選択、その中の「Microsoftクリップオーガナイザ」フォルダを開いて中にあるトリミングした写真やオートシェイプを選択します。


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